食いしばりと肩こりは関係ある?原因の考え方と対処法|松本市の整体りびるど
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食いしばりと肩こりは関係ある?あごの疲れ・首の痛みが気になる方へ|松本市
パソコンに向かっていると、気づけば奥歯をグッと噛んでいる。夕方には肩が重く、あごまでだるい。肩をほぐすだけでいいのか、歯医者さんにも相談した方がいいのか。迷うところですよね。
食いしばりと首・肩のつらさが関係する場合はあります。ただし、肩こりだけで食いしばりが原因とは判断できません。仕事中に噛むなら日中の習慣を、朝からあごがだるいなら歯や睡眠の状態を、噛むと痛いなら歯科での確認を。それぞれ、先にすることが違います。
肩をほぐすだけで済ませず、かといって全部をあごのせいにもしない。この記事では、症状の出方から対処を選べるよう、仕組みと具体的な行動を整理します。
口が開かず食事や水分が取れない、急に強い頭痛や見え方の異常が出た場合は、セルフケアより受診を優先してください。相談先と受診の目安はこちら。
食いしばりと肩こりは関係ある?分かっていること
あごと首の不調には関連が報告されています。一方、「食いしばりが肩こりを起こす」という因果関係は、この記事で参照する研究からは確認できません。首の研究を、そのまま肩こりの原因の説明に使わないことが大切です。
まず、噛む筋肉そのものに負担がかかる
食いしばると、頬の咬筋や、こめかみの側頭筋など、口を閉じる筋肉が働きます。強い食いしばりでは、あごの疲れ・筋肉の痛み・歯の損傷が起こることがあります。[1]「食べていないのにあごが疲れる」とき、日中に噛み続けていないかを振り返る理由はここにあります。
あごと首は、別々の場所でも一緒に確認する意味がある
顎関節症のある人を対象にした観察研究のレビューでは、あごの機能の困りごとと首の機能の困りごとに関連がみられ、首の動かしにくさや、圧迫に対する痛みの感じやすさも報告されています。一方、頭・首の姿勢には有意な群間差が示されませんでした。[3]
つまり、確認したいのは姿勢の見た目だけではありません。「食事であごが痛む」「振り向くと首がつらい」など、実際の動きと症状です。
肩こりについては、何を確かめる?
例えば、パソコン作業中に食いしばりと肩の重さに気づく人なら、同じ時間帯に出るのか、休憩後にそれぞれどう変わるのかを整理します。これは原因を確定するテストではなく、負担が重なる場面を探すための確認です。
あごは楽になったのに肩は変わらないなら、肩のつらさを別に見直す必要があります。両方つらいからといって、片方を治せば全部解決するとは限りません。
食いしばり・歯ぎしり・顎関節症はどう違う?
食いしばりは、歯を強く噛み合わせる動き。歯ぎしりは、歯をこすり合わせる動きです。こうした活動は「ブラキシズム」と呼ばれ、起きている間にも、眠っている間にも起こります。音がしないから食いしばっていない、とは限りません。[1]
日中の食いしばり
作業中などに気づける場合があります。気づくきっかけをつくり、あごを休ませる習慣を考えます。
睡眠中の歯ぎしり・食いしばり
本人が自覚しにくいため、家族の指摘や歯の状態も確認材料になります。「寝ている間も力を抜こう」と意識するだけでは対応できません。
一方、顎関節症は、あごの関節や噛む筋肉に痛みが出たり、口を開けにくくなったりする状態の総称です。食いしばりという活動と、痛みや機能の問題を示す顎関節症は、同じ意味ではありません。[2]
ここを分けると、「食いしばりに気づいたから、必ず病気」「肩がこるから、きっと顎関節症」という早合点を避けられます。
あなたはどの場面でつらい?次にすることを選ぶ
「いつも肩がこる」から、もう一歩具体的に。近いものを読んで、まず一つ行動を決めてください。複数当てはまる場合もあります。
① 仕事中、気づくと奥歯を噛んでいる
まずすること:机にメモを一枚置き、見たときだけ噛みしめていないか確認します。気づいたら歯を離し、あごを休ませましょう。日中の対処として、こうしたリマインダーが紹介されています。[1]
次に見ること:仕事が終わったときの「あごのだるさ」と「肩のつらさ」を別々に振り返ります。歯やあごの痛みがある場合は、習慣の見直しだけで済ませず歯科へ。
② 朝からあごがだるい・家族に歯ぎしりを指摘される
まずすること:歯科で歯の状態と、睡眠中の歯ぎしりについて相談します。歯がしみる・欠けたことがあれば、それも伝えてください。[4]
伝えること:朝のだるさがいつからか、毎朝か、家族の指摘があるか。いびきや呼吸の停止も指摘されるなら伝え、睡眠について医科への相談が必要か確認しましょう。朝のだるさだけで原因を決めないためです。
③ 噛むと痛い・口を開けにくい
まずすること:歯科で歯やあごを確認してもらいます。「食いしばりのせい」と思い込まず、食事への影響を伝えてください。受診までの間はガムや硬い物を控え、痛いところまで開ける練習は避けます。[5]
待たずに相談する状態:口が開かず水分や食事を取れない、開け閉めできない場合。早い受診が必要な症状も確認してください。
あごの症状がなく首・肩だけがつらい場合は、首・肩の症状として相談してください。あごとの関係を無理に探す必要はありません。
セルフケアは「力を抜くのを頑張る」にしない
噛みしめに気づくたび、「またやってしまった」と気にし続けるのも疲れますよね。目指すのは、あごを一日中監視することではなく、気づいたときに休ませられることです。
歯を離すとき、あごの位置を無理に変えない
食事などをしていないときは、上下の歯を噛み合わせ続けず休ませます。[5]口を大きく開け続けたり、あごを後ろへ押し込んだりする必要はありません。机のメモを見たときなど、日常のきっかけに合わせて行いましょう。
睡眠の習慣も、変えるのは一つから
睡眠や緊張の問題、飲酒・カフェインなどが歯ぎしりと関わる場合があります。寝る時刻をそろえる、寝る前に落ち着いて過ごす時間をつくるなど、生活の中で変えられることを選びます。[4]
例えば、寝る直前まで仕事のメールを見ているなら、終える時刻を決めてみる。自分に合う小さな変更からで十分です。服薬を始めてから気になる場合は処方した医師に伝え、自己判断で薬を中止しないでください。薬が関わる場合もあります。[1]
変化は、生活の中で別々に見る
次の3つを、普段の生活で振り返ります。痛みを確かめるために、強く噛みしめたり、あごを押したりする必要はありません。
あご:食事中や仕事終わりのだるさはどうか。
首・肩:仕事を続けやすいか、振り向くときのつらさはどうか。
生活:食事・仕事・睡眠で困ることが減ったか。
これは日常での確認例です。あごだけ楽になったなら、その変化を伝えたうえで、残る首・肩の悩みを相談しましょう。痛みが増す、食べにくくなる場合は、セルフケアだけで様子を見続けないでください。
歯科と整体、どちらに相談する?
歯・あごの症状は、まず歯科で確認する
歯がしみる、欠けた、噛むと痛い、あごが痛むといった場合は、まず歯科へ。必要に応じて歯科口腔外科などでの評価につなげてもらいます。歯を守る装置の相談も歯科の役割です。[4]
早い受診が必要な症状
- 口が開かず、食事や水分を取れない。
- あごが引っかかって、開け閉めできない。
- 新たな強い頭痛や、こめかみの痛みに見え方の異常が重なる。
その日のうちに医療機関へ相談してください。特に突然の強い頭痛や視力の異常は、あごのこりと自己判断せず、救急での評価を優先します。[5]
整体では、首・肩や動作の困りごとを相談する
歯やあごについて必要な確認を受けながら、首・肩のつらさや作業中の身体の使い方について相談する、という役割分担が考えられます。整体で歯を修復したり、噛み合わせを診断・調整したりはできません。
顎関節症に対する徒手療法や運動療法をまとめた2016年のレビューでは、有望な結果がある一方、研究の質が低く、効果には大きな不確実性が残るとされています。食いしばりを止める効果や、当店の施術効果を直接示す研究ではありません。[6]
整体りびるどに相談するときは、困る動作を一つ教えてください
当店では、痛む場所に加えて、動作や身体全体のつながりも踏まえて考えることを大切にしています。「夕方になると首を回しづらい」「座って作業を続けると肩が重い」など、生活で困る動作をお聞かせください。歯科での診断や注意事項も共有いただくと、相談の手がかりになります。
相談で整理する視点の例
例えば「あごの痛みは歯科で対応中。肩は長く座るとつらい」という場合。首・肩は作業中だけなのか、休んでも痛むのか、どんな動きで困るのかを整理します。その違いに応じて、身体の使い方を相談するか、医療機関での確認を優先するかを考えます。
一般的な確認例です。あごを調整すれば肩も治る、という診断や施術の約束ではありません。
その場で軽く感じることだけでなく、食事や仕事がしやすくなったかを大切にします。変化がない、悪化する場合は、同じ施術を惰性で続けず、相談先や対処を見直します。
食いしばりと肩こりについてよくある質問
Q. マウスピースを使えば肩こりも治りますか?
肩こりの改善までは約束できません。歯を守ることと、あごや肩の痛みを減らすことは、別々に評価します。装置の目的と適合は歯科で確認し、使って痛む場合も相談してください。[2]
Q. あごがカクカク鳴るだけでも治療が必要ですか?
痛みや開けにくさを伴わない音は珍しくなく、音だけで治療が必要とは限りません。音を消そうと何度も鳴らしたり、無理に動かしたりせず、痛みや動きの変化が加わったら歯科で確認しましょう。[2]
Q. 噛み合わせが悪いから起こるのですか?
噛み合わせだけで顎関節症を説明する見方は、研究で十分に支持されていません。あごや肩の痛みを理由に歯を削るなど、元に戻せない処置を急がず、目的・根拠・別の選択肢を歯科で確認してください。[2]
肩をほぐすだけでいいのか、迷っている方へ
「歯科には通っているけれど、首や肩もつらい」「作業中、あごにも肩にも力が入る」。松本市・安曇野市周辺でこうした悩みがある方は、整体りびるどへご相談ください。
まずは、どの時間帯に、どんな作業で困るかを教えてください。歯やあごの問題を見落とさず、首・肩や動作について相談できることを一緒に整理しましょう。
歯の痛み・損傷や口の開けにくさがある場合は、歯科での確認を優先してください。
この記事の執筆者
寺澤 慶大|理学療法士・整体りびるど
松本市出身。整形外科クリニック、脳神経外科、通所介護などでの経験をもとに、松本市岡田で整体りびるどを運営。身体の動きや感覚にも目を向け、日常の困りごとを考えることを大切にしています。
当店の整体は医療機関での診断・治療の代わりではありません。







