座っているとお尻が痛いのはなぜ?原因と座り方の見直し方|松本市
松本市岡田の整体りびるど|座るときのお尻の痛み
座っているとお尻が痛いのはなぜ?原因と座り方の見直し方|松本市
仕事中、何度も椅子に座り直す。車で出かけても、お尻が気になって落ち着かない。立つと少し楽になるけれど、座ればまた痛い。
「椅子が合わないのかな」「これって坐骨神経痛?」。調べてみても、自分に当てはまるのか分かりにくいですよね。
座っているときのお尻の痛みには、座面に当たる部分の負担、尾てい骨周辺の問題、腰や神経に関わる痛みなど、複数の原因があります。まずは「どこが痛いか」「脚に広がるか」「立つとどう変わるか」を整理しましょう。
脚のしびれや力の入りにくさがあれば医療機関で確認を。軽い痛みでそうした変化がなければ、座面の当たり方や座り続ける時間から見直してみてください。
新たに尿が出にくい・漏れる、股の間の感覚が鈍い、両脚の力が入りにくいなどの変化がある場合は、座り方を試すより救急受診を優先してください。受診の目安はこちら。
お尻のどこが痛い?考えられる原因を整理する
同じ「お尻が痛い」でも、痛む場所によって考える原因は変わります。次の3つは代表的な例です。症状が重なることもあり、場所だけで診断はできません。
椅子に当たる、お尻の下側が痛い
座ったときに体重を受ける骨を「坐骨」といいます。その周囲には、圧迫や摩擦を和らげる袋状の組織(滑液包)や、太ももの裏の筋肉につながる腱があります。
硬い椅子や長時間の座位で、その周辺に負担がかかると痛みが出ることがあります。坐骨周囲の滑液包炎や、太ももの裏の腱の問題などが候補です。[1]
まず確認したいのは、座面のどこが当たると痛いか。椅子を変えたときに楽になるかも、対処を考える手がかりです。
お尻の真ん中、尾てい骨付近が痛い
背骨の一番下にある尾骨、いわゆる尾てい骨の周辺が痛むこともあります。座っているときや、座る・立つ動作で痛みが強まる場合があります。尻もち、出産、長時間の座位などがきっかけになることがありますが、原因がはっきりしない場合もあります。[2]
「真ん中が痛い」といっても、尾骨付近と肛門付近では相談先が変わります。排便で痛む、出血や腫れがある場合は、筋肉のこりと決めつけず、肛門科や消化器外科などへ相談してください。[4]
お尻から太もも・ふくらはぎへ痛みやしびれが広がる
脚へ走るような痛み、ピリピリ感、感覚の鈍さがある場合は、神経に関わる症状も考えます。坐骨神経痛では、お尻から片脚、足先にかけて症状が出ることがあり、腰側の神経への刺激や圧迫が関わる場合があります。[3]
この場合は、座面だけでなく腰や神経の状態も確認する必要があります。脚のどこまで症状が出るかを、整形外科で伝えてください。
座る前後の変化から、見直す点を探す
「座ると痛い」を、もう一段だけ具体的にしてみましょう。痛みを再現するために我慢して座る必要はありません。普段の様子を振り返るだけで十分です。
座った直後から痛い?時間がたつと痛い?
座面が触れた時点で痛むのか、仕事を続けるうちにつらくなるのか。前者なら当たり方、後者なら連続して座る時間も、見直す候補になります。
椅子が変わると、違いはある?
ダイニングの椅子、ソファ、車のシートで比べます。特定の座面でつらいなら、硬さや沈み込み、背もたれの使い方も相談材料になります。
立った後、何が残る?
立つと軽くなるのか、歩いても痛いのか。お尻の痛みは減っても脚のしびれが残るなら、その違いを伝えてください。
立つと楽になっても、神経の問題がないとは言い切れません。しびれや力の入りにくさは、痛みとは別に伝えましょう。
例えば相談では、「仕事の椅子で20分ほど座ると右のお尻が痛み、立つと軽くなる。脚のしびれはない」。ここまで分かると、相談はずっと具体的になります。
上の会話は説明用の例で、当店の症例ではありません。
座り方は「正しさ」より、負担の変化を確かめる
背筋を伸ばす。骨盤を立てる。そう意識していても、痛みが増えるなら、その姿勢を我慢して続ける必要はありません。
目安は、いつもの作業が少し楽になること。一般的な調整例を3つ紹介します。一つずつ変えると、何が合っているか分かりやすくなります。
① 痛くなるまで座り続けない
長時間同じ姿勢で座り続けるのを避けることは、坐骨神経痛や尾骨痛の一般的な対処でも勧められています。[2][3]
例えば、いつも30分ほどでつらくなるなら、その前に立って作業を切り替える。「メールを一通返したら立つ」など、仕事の区切りを使うのも一案です。この時間は治療上の決まりではなく、自分の症状に合わせるための考え方です。
立つ・歩くことで痛みやしびれが増えるなら、無理に歩き続けず相談してください。運転中は姿勢を試すことに気を取られず、安全な場所に停車して休憩を取ります。
② 足元と背もたれを使い、座り直しやすくする
一般的な調整例として、足が浮くなら安定した足台を使う、背もたれを使える位置に座り直す、といった方法があります。腰を強く反らせたり、左右均等に座ろうと痛い側へ無理に体重を乗せたりする必要はありません。
机が遠く、前へ手を伸ばし続けているなら、椅子と机の距離も調整してみてください。足元と背もたれを使って、楽に作業できる位置を探します。
③ クッションは、痛む場所に合わせて考える
尾骨付近の痛みには、尾骨への圧迫を避ける専用クッションが選択肢になります。[2]一方、左右の坐骨周辺が痛い場合は、同じ形で楽になるとは限りません。
「お尻が痛いなら、このクッション」と商品を決める前に、どこが座面に当たると痛いのかを確認しましょう。柔らかさだけで選ばず、使ったときの当たり方、足の届き方、立ち上がりやすさも見ます。
続けるかどうかは、生活で判断する
同じ仕事や食事の間、座り直す回数が減ったか。立った後にも痛みが増えていないか。この2点を振り返ってください。その場だけ楽でも、後でつらくなる調整は見直します。しびれが広がる場合は中止して相談しましょう。
痛む場所をボールで押す・強く伸ばすのは控える
座面の圧迫で痛い部分に、テニスボールなどでさらに体重をかける方法は勧めません。滑液包の問題では、痛みを増す圧迫を減らすことが対処の基本です。[1]
ストレッチで脚へ電気が走るような痛みやしびれが出たら中止してください。「効いているから痛い」と我慢せず、どの動きで症状が出たかを診察時に伝えましょう。
様子を見る場合と、受診を優先する場合
救急受診を優先する変化
お尻や脚の症状に加え、次のような変化が新たに出た場合は、重大な神経の問題がないか、速やかな確認が必要です。通常の整体予約は待たず、救急外来へ。移動が難しい場合は119に連絡してください。[3]
- 尿を出しにくい、出ない、いつもと違って尿や便が漏れる。
- 股の間や肛門周囲の感覚が鈍い。
- 両脚に強い、または悪化するしびれ・力の入りにくさがある。
早めに医療機関へ相談する場合
痛みが悪化する、仕事や睡眠を妨げる、負担を減らしても数週間改善しない場合は、整形外科へ相談する目安です。数週間たつまで待つ必要はありません。[2][3]
転倒後の強い痛みや、新たな脚の力の入りにくさも、座り方だけで様子を見ず早めに相談してください。肛門付近の強い痛みに発熱・悪寒を伴う場合は、当日中の受診を優先します。[4]
負担を調整しながら経過を見る場合
上記の症状がなく、軽い痛みが日ごとに改善しているなら、痛む座り方や長時間の座位を減らしながら、変化を見ていく選択もあります。改善しているか迷う、繰り返して予定を変えるほど困る、という場合は、その段階で相談して構いません。
座っていられない悩みを、相談するときは
「車で家族と出かけたいのに、お尻が痛くなるのが心配」「仕事に集中したいのに、ずっと座り直している」。痛みの数字だけでは、こうした困りごとは伝わりません。
相談では、病名を自分で調べておく必要はありません。次の3つが分かれば、困っている場面を伝えやすくなります。
どこが痛いか。片側か、真ん中か。脚のしびれもあるか。
何に、どのくらい座ると困るか。立つとどう変わるか。
何を変えてみたか。その場だけでなく、後でも楽だったか。
松本市岡田の整体りびるどでは、痛む場所に加え、身体の感覚や動き、日常の使い方にも目を向けています。
「整形外科で確認したけれど、座る仕事がまだつらい」という方は、診断内容や注意事項とあわせてお聞かせください。仕事の椅子で困るのか、車のシートで困るのか。何を変えてもつらいのか。普段の状況から、身体の使い方や負担を減らす工夫を一緒に考えます。
整体では、神経の病気や骨折などの診断はできません。しびれや力の入りにくさ、強い痛みがある場合は、まず医療機関で確認してください。
何度も座り直す毎日を、そのままにしない
今日はまず、「どの椅子で、どこが痛むか」を一つだけ振り返ってみてください。何から変えればよいか分からない方は、その困りごとからご相談いただけます。
松本市岡田・整体りびるど。緊急性のある症状は、医療機関への相談を優先してください。
この記事の執筆者
寺澤 慶大|理学療法士・整体りびるど
2007年に理学療法士免許を取得。脳神経外科、整形外科クリニック、通所介護などでの経験をもとに、松本市岡田で整体りびるどを運営。痛む場所だけでなく、身体の感覚や動きにも目を向けています。







