Q.季節の変わり目に体調を崩しやすい人の共通点は?【深堀りQ&A】
Q.季節の変わり目になると、体がだるくなったり、頭が重かったり、眠れなくなったりします。
こういう人って、何か共通点があるんでしょうか?
A.あります。
季節の変わり目に体調を崩しやすい人は、**「環境の変化に対して感覚が追いついていない」**ことが多いんです。
つまり、身体が「外の変化」とうまく調和できていない状態なんです。
目次
🔍季節の変わり目=「環境のバランス」が大きく変わる時期
春や秋は、気温・気圧・湿度・日照時間などが日ごとに変動します。
この変化を調整しているのが、身体の自動調整システム=自律神経。
気温が上がれば血管を広げ、
寒くなれば血管を縮め、
湿度や気圧の変化にも瞬時に反応しています。
しかし、現代人の多くは
・冷暖房環境で急激な温度差を受ける
・睡眠リズムが乱れている
・ストレスや緊張が続いている
こうした要因で自律神経の切り替えがスムーズに働きにくくなっています。
その結果、体が「外の変化」と「内の感覚」を同期できず」、
だるさ・めまい・頭痛・眠気などの不調として現れるのです。
💡「体調が崩れやすい人」に共通する3つの特徴
① 呼吸が浅くなりがち
呼吸は、自律神経と姿勢の“中間点”です。
浅い呼吸が続くと、交感神経が優位になり、血流が滞りやすくなります。
結果、体温調節もうまくいかず、**「外の環境に鈍く、内の緊張が強い」**状態に。
② 体の“支え”が不安定
立ち姿勢や座り姿勢で、骨盤や足裏の支えが不十分だと、
身体はバランスを取るために常に微緊張を強いられます。
これが「慢性的な疲労感」や「重だるさ」を作り出します。
③ 感覚のズレを見逃している
「疲れているのに休めない」「寒いのに我慢する」
こうした“感じているのに行動できない”パターンも共通点。
身体の声をスルーし続けることで、感覚と行動のズレが広がります。
🧩「感じる力」が整うと、季節にも強くなる
実は、季節の変わり目に不調を感じにくい人は、
“自分の変化”を上手にキャッチできる人です。
- 「今日は少し体が冷えてるな」
- 「いつもより呼吸が浅いな」
- 「肩の力が入りやすいな」
こうした微細なサインを察知して、
姿勢や動きを自然に調整できる。
これこそが**“環境と調和できる身体”=整っている身体**です。
2023年の報告(Lee et al., Autonomic Neuroscience)でも、
環境変化への適応力は「自律神経の柔軟性」と「体性感覚の感度」に比例する
と示されています。
💡季節の変わり目におすすめの整え方3選
① 朝の呼吸で「リセット」する
起きた直後に深呼吸を3回。
日中の緊張スイッチを入れる前に、
体温と神経のリズムを整えましょう。
② 夜は“ゆるめる時間”を意識する
お風呂やストレッチ、ゆっくりした呼吸。
副交感神経が優位になる時間を確保するだけで、翌日の反応が違います。
③ 「温度の変化」を感じる習慣をもつ
外気に一瞬あたる、足湯で温度差を感じるなど、
“環境の変化を体で受け取る練習”が、自律神経のトレーニングになります。
🧠まとめ
季節の変わり目に体調を崩しやすい人は、
外の変化に“鈍い”のではなく、「感じる感覚」が疲れているだけ。
感覚を整え、環境と呼吸を合わせることで、
身体は自然と適応力を取り戻します。
“変化に負けない”身体とは、
“変化に気づける”身体のこと。
整えるとは、外の世界との関係をもう一度思い出すことなんです。
季節の変わり目、なんだか体の調子がすぐれないとお悩みの方は是非、松本市岡田の整体りびるどにお気軽にご相談ください。







