症状が良くなりやすい人、良くなりにくい人。
どうも。
整体りびるどのテラサワです。
整体院を開院してから、積極的にInstagramを使うようになりました。
正直、今までもインスタは使っていたんですが……
ほとんど“見る専”で(笑)
一応、整体院のアカウントという形で新しく始めたんですが、どうにも勝手が掴めず。
企業アカウントとしての運用って、どうしても個人アカウントとは違う毛色なんですよね。
それでも、少しずつインスタからこのHPに足を運んでくれる方も増えてきていて。
素人なりに、試行錯誤しながら続けていければと思っています。
さて、今日はちょっと真面目な話。
**「施術を受けて症状が良くなりやすい人」と「なかなか変化が出にくい人」**について。
病院でリハビリをしていた頃も、今こうして整体院で施術をしているときも、
似たような身体的特徴を持っていて、似たような症状なのに、
明らかに“変化の出方”が違うというケースがけっこうあります。
皆さんは、これ何が原因だと思いますか?
私の経験上、いくつかの共通点があります。
- 感覚の変化に意識を向けるのが苦手な人
- 痛みやしびれの「有る・無い」だけに意識が向きがちな人
- 姿勢や動作のメカニズムに興味を持てない人
特にこの3つのいずれか(または複数)に当てはまる方は、
症状の改善スピードがゆるやかな傾向にあります。
たとえば、肩を少しすくめるだけでも、背中の筋肉の連動が変わり、
重心の位置や呼吸の深さにも影響します。
つまり「身体の反応をどう感じ取るか」で、同じ動きをしても結果がまったく違ってくるんです。
感覚に意識が向く人は、施術中の変化を自分の中で“再学習”していくのが上手。
だから施術が終わったあとも、身体がその感覚を覚えていて、良い状態が続きやすい。
逆に、「痛みが減った・まだ残る」といった“結果の数字”ばかりを追いかけると、
身体の内部で起きている変化に気づけず、せっかくの改善の芽を見逃してしまうことが多いです。
私がいつも大切にしているのは、
**「治す」ではなく「戻す」**という考え方。
外から何かを“与える”よりも、
自分の身体の中にある“戻る力”を引き出していくこと。
だから施術のときには、
「いま、どこが動いている感じがしますか?」
「呼吸は入っていますか?」
といった問いかけをよくします。
これは、感覚を再び“オン”にしてもらうためのきっかけです。
感覚を取り戻すことは、地味ですがとても強力です。
たとえば呼吸が深くなると、胸郭が動き、背骨がしなやかに動き出す。
背骨が動けば、神経の流れが整い、結果的に全身の動きやすさにつながります。
一見関係なさそうな部分が、実はすべてつながっているんですね。
「症状が良くなりやすい人」とは、言い換えれば、
自分の身体に“耳を傾けられる人”。
感覚の変化をキャッチしながら、
少しずつ身体が“戻る”方向へ導いていける人です。
そしてこれは、特別な能力ではありません。
誰でも意識すれば身につけられるもの。
身体の声を聞く時間を、少しだけ日常の中に取り入れてみてください。
それだけで、身体は思っている以上に応えてくれるはずです。
自分の感覚を信じることが、整うための第一歩です。







